プリントネームについて
プリントネームとは「テープ状の素材にさまざまな手法でブランドロゴを<印刷>するブランドタグ」と言うことができます。清水ネーム株式会社では一般的な素材テープ、及び、印刷手法による製作はもちろん、織りネームとの組み合わせなど特殊な方法も対応可能です。
- オリジナルのデザインでも100枚よりご発注いただけます。
- デザイン、色彩、仕様によっては表現不可能なものや価格が大きく異なるものがあります。
「テープ素材」と「印刷方法」について
プリントネームの雰囲気は、使用するテープによって大きくイメージが変わります。例えば、同じ白色のテープに黒色のロゴ印刷をしたものでも、使用するテープ素材によって「チープ感を演出すること」も「繊細さを押し出すこと」も可能になります。お問い合わせの際はそういったイメージもあわせてお教えいただけると、より最適なご提案をさせて頂くことが可能です。
テープ素材(マテリアル)の種類と特徴
プリントタグでよく使用するテープには次のようなものがあります。テープはそれぞれ種別によって使用できる巾、また、印刷適正、加工適正、既製色選択肢が異なります。価格もまちまちですのでそれぞれお見積もりさせて頂きます。また、本ウェブサイトに記載されていない特殊なものについても内容をお教えいただければ対応可能な場合もございます。
化学繊維系(ポリエステル等)
ポリエステルサテン、タフタ、ツイルに代表されるテープ素材で、安価な仕様から高級感あるもの、豊富な既製色が選択可能なもの等、多岐にわたる選択肢があります。ヒートカットやレーザー加工も可能です。中でも、ポリエステルサテンは最もポピュラーな素材ということが出来ます。
天然繊維系(綿、麻混紡、シルク等)
綿ローンに代表されるコットン系、リネン混紡系、絹などの素材があります。いずれも強いナチュラル感が特徴となります。天然繊維系はヒートカットすることが出来ないため、カット部分(スリット素材については巾を構成する部位を含め)にほつれが生じやすい等び注意点があります。
メタリック系(金銀パール調等)
化学繊維系の材質の中にはメタリック、金銀パール調のものもあります。織りネームや印刷金銀で表現する金銀に比べ、非常に繊細な表現が可能なものが多くあります。キラキラしすぎない方がよい場合はサテン系の金茶等選択肢もあります。
シースルー系
オーガンジー、ジョーゼット等の透け感のある素材を選択することが可能です。また、非常に細い糸を織った上品な素材もご用意しています。 透け感、繊維材料、印刷適正などは素材によって差がありますのでお問い合わせ下さい。
その他特殊な素材
ヒップパッチやカジュアル向けに、ウェスタンクロス、ウォッシャブルペーパーといったパルプ系の素材もご用意しています。その他、テープ生地としては販売されていない生地に対する印刷や、テープ自体をオリジナルで織る等の手法も可能です。
エコロジー系(オーガニック等)
オーガニックコットン(有機栽培綿)テープや、リサイクルPET系などをご選択することが可能です。オーガニックには認証の有無による違いがあります。また、リサイクル素材の中には艶の少ないウルトラスムースな表面質感を持つものもあります。
印刷方法(印刷手法)の種類と特徴
プリントネームタグでよく使用する印刷手法には次のようなものがあります。それぞれの印刷方法には特徴があり、どれが一番よいか、どれが一番安価といえるかは一概に言えません。もしよく分からない場合は「どんな用途に」「どんなイメージで」「何を重要視するか」をお教えいただけばご提案させて頂きます。
スクリーン印刷
スクリーン版(孔版)を使用して印刷する手法で、もっとも一般的な手法の一つになります。表現精度も高く、色もはっきり出すことが出来ます。
- 版が必要です。
- 印刷面積が多くなるとタグが硬くなります。
- 一部のコーティング生地、オーガンジー素材等乾かない素材、もしくは穴のあいた素材には対応できない場合があります。
- 印刷金、印刷銀も使用可能ですが堅牢度は悪くなります。
凸版印刷(シーリングプリント)
大型のスタンプのようなイメージで凸版をテープに押し付け印刷する手法です。表現精度はかなり高いほうですが、スクリーン印刷と比べるとインク量が少なめになります。その為素材になじみやすく、ナチュラルな感じになります。
- 版が必要です。
- 生地色の影響を受ける為、印刷色より濃色の生地には適しません。
- 多少薄めに印刷され、黒や濃色の場合は目立ちます。
- 印刷金、印刷銀も使用可能ですが堅牢度は悪くなります。
昇華転写印刷
オンデマンド印刷手法の一つで多色小ロット等に適します。
- 版を使用しないため版代が不要。
- 特色印刷は使用できません。
- 印刷金、印刷銀は使用できません。
- テープ素材はポリエステル素材に限ります。
- 製法上、若干のにじみが発生するため細かい文字列には適しません。
- タグに直接アイロンを当てないでください。
シリコン印刷
透明や既製色のシリコーンインクを印刷する手法です。
- 版が必要です。
- 通常の印刷と組み合わせて印刷可能です。
- テープによってシリコン印刷に適さないものがあります。
- 厚盛も可能です(デザインによります)。
- 納期長めになります。
インクジェット印刷
オンデマンド印刷手法の一つで多色小ロット等に適します。
- 版を使用しないため版代が不要。
- 特色印刷は使用できません。
- 印刷金、印刷銀は使用できません。
- 納期長めになります。
- 製法上、若干のにじみが発生するため細かい文字列には適しません。
- タグに直接アイロンを当てないでください
その他特殊な印刷
箔を用いた印刷、発泡印刷等、豊富な印刷方法に対応しています。お問い合わせください。
折曲加工の種類と寸法指定の仕方(プリントネーム)
弊社では通常、プリントネームをすぐ使用できる形状に加工した状態で納品致します。折曲加工には主に次のような方法があり、それぞれの折り曲げ方で寸法の指定の仕方が異なります。プリントネームにおいては見た目のタテとヨコの寸法のでは無く、テープ巾と仕上長によってサイズを指定して頂きます。特にCF(二つ折り)は縫い込み代を仕上長に含みますのでお間違えの無いよう寸法をご指定くださいますようお願いいたします(デザイン対象外には加工目印などが入りますのでご注意下さい)。
EF(両端折曲加工)
両端を折り曲げるもっとも基本的な折曲方(カットアンドフォールド)手法の一つです。
- (1)テープ巾と(2)仕上長をご指定ください。
- 折り曲げ部分(図で裏側に曲げられている部分)はデザイン対象外となります。
CF(二つ折り曲げ加工)※ピスネーム
二つに折り曲げるもので縫い代部分を挟み込んで使用します。製品に後付加工する場合はマンハッタン折りをご検討ください。
- (1)テープ巾と(2)仕上長をご指定ください。
- 仕上げ長には縫込み代を含みます。
- 広げた状態の図もご提示願います。
- 縫込み代部分はデザイン対象外となります。
SC/SHC(ストレートカット)
単にカットするだけです。化学繊維系は通常ヒートカット、天然繊維系は常温カットとなります。常温カットはテープにほつれ留め加工がされていない場合、ほつれが生じますのでEFなどをご検討下さい。
- (1)テープ巾と(2)仕上長をご指定ください。
- 加工目印が多少残ることがあります。
- 切り口部分に紋糸が見えることがあります。
- 淡色のタグは溶かして切る際に色が多少つくことがあります。
MHF(マンハッタン折り加工)
CFにかぶせのフタがついたような折曲加工です。表面からカット面が見えないため、既製品の後付加工等に適します。
- (1)テープ巾と(2)仕上長をご指定ください。
- 仕上げ長には縫い代を含みます。
- 広げた状態の図もご提示願います。
- 縫い付け時の位置はタグ上端から2~3mm程度を想定ください。
BC(ブックカバー折り加工)
EF加工(両端折曲)したものをさらにCF加工(二つ折り)したものです。この加工はCF加工部分が手加工になります。 袖や裾(すそ)部分等生地の端に挟みこんで使用します。
- (1)テープ巾と(2)仕上長をご指定ください。
- 混雑状況によって納期長めに掛かる場合があります。
- 手加工を含むため、前後の長さには若干の誤差があります。
- 広げた状態の図もご提示願います。
MIF(マイター折り加工)※舟形
EFとは異なり、吊り下げ状に縫い付ける用途のタグになります。構造上、テープ巾の太いタグには使用できません。
- (1)テープ巾と(2)仕上長をご指定ください。
- 折り曲げ長さ及び角度は多少の誤差を生じます。
- 一部裏面が見えますので片面サテンの様な表裏の質感が異なるものはその点ご留意下さい。
レーザーカット
レーザーで指定の形状にカットする手法です。三角形や星型等のほかに、ファスナー引き手に用いる等の用途にも使用可能です。
- テープによっては伸びによる誤差がありますので余り細かいロゴとレーザーによるカットラインの組み合わせはお勧めできません。また、ヒートカットできない素材には使用できません。納期長めに掛かりますのでお急ぎの際はお早めにご相談くださいますようお願いいたします。
ロール納品
一定の巻き数でロール状にして納品する方法です。ラッピングリボンやサイズネーム、テープ使いする場合等に用います。
- ラッピング等の場合、メンコ板の有り無しも可能です。
- 発泡インクのラッピングリボンも生産可能です。
お見積り依頼について
お見積もりは無料です。弊社では小ロットでも分かりやすいお見積書を発行させて頂きますのでお気軽にお問い合わせください。お見積もりをご依頼いただく場合、お問い合わせ内容を弊社までご連絡願います。なお、弊社では見積もりをお送りした後(お客様側がお急ぎで至急確認事項を連絡する必要があるなどの場合を除き)不要な営業活動などは行っていません。
お見積もりあたり下記ご了承くださいますようお願いいたします。
- 口頭でのお見積もりは致しかねます。もし提示した場合でも、有効なお見積になりません。
- デザインによって価格は変化致します。デザイン未定のお問い合わせは想定デザインにてお見積もり致しますがデザインによっては生産不可能な場合、または再見積もりが必要になる場合があります。
- お見積もり記載の有効期限を過ぎた場合、再見積もりが必要になる場合があります。
- 弊社では全てのお問い合わせに対し返信することをお約束いたしません。問い合わせ内容、履歴、お客様のご対応によっては返信しない場合や、予告なく対応を打ち切らせていただく場合があります。予めご了承願います。
お問い合わせ先
清水ネーム
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- FAX:03-3861-9120
- 電話問合受付 平日
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- FAX:06-6944-5972
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